まぁ、空気でも吸って 人と社会:人工呼吸器の風がつなぐもの
地域で人と人をつなぎながら、豊かな関係性を生きる小さいときから「障害」を言い訳にすることを許さず、他の兄弟同様スパルタで育てられた著者と、その母との間に引き継がれる「自分の人生を引き受けて生きる」精神。
他人の手を借りるなかで身に着けた術=人サーフィンの中で豊かに生きる術。
障害のある自分が動くことによって人がつながり、社会を変えていくことが障害者運動だ。
誰もが1回きりの生き直すことのできないいのち生きている、そのかけがえのなさを実感させてくれる爽やかエッセイ。
【著者】海老原宏美1997年、神奈川県川崎市生まれ。
先天性の進行性疾患・脊髄性筋萎縮症II型の障害をもち、小学校から車いす利用。
小・中・高と地域の普通学校で共に学び、東洋英和女学院卒業。
その後、親許をでて東京都東大和市で自立生活を開始。
2002年、障害の進行により、人口呼吸器を利用し始める。
国際的障害当事者組織であるDPI(障害者インターナショナル)日本会議特別常任委員、NPO法人自立生活センター東大和理事長、人工呼吸器ユーザーネットワーク「呼ネット」事務局次長。
社会福祉士。
海老原けえ子茨城県生まれ。
天台宗文殊院で育つ。
元銀行員。
元いのちの電話相談員。
2男1女の子どもたちが巣立ち、今は夫と二人暮らし。
愛犬と戯れること、草花を育てるのが好き。
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