ヒロインたちの聖書ものがたり キリスト教は女性をどう語ってきたか
旧約・新約聖書に登場する約40人の女性たちの生き様を通して、ジェンダーの視点から聖書の全体像を示す。
旧約聖書・新約聖書に登場する40人以上の女性たちの生き方を、聖書学の最新の知見をふまえながら、ジェンダーの視点から読み解く意欲作。
それぞれの時代の制約のなかで、機知と機転によってたくましく生き延びた女性もいれば、権力や社会に屈して失意のうちに生を終えた女性もいる。
そうしたヒロインたちの躍動する姿を生き生きと現代によみがえらせることによって、聖書全体の流れと歴史を俯瞰しようというのが本書の狙いである。
何度チャレンジしても聖書を読みつづけられなかった方も本書で聖書に魅了されること間違いありません。
【著者】福嶋裕子青山学院大学理工学部教授、宗教主任(チャプレン)としてキリスト教概論を担当。
ハーバード大学神学部博士課程修了(専門:新約聖書と初期キリスト教の諸起源)。
聖書に登場する「寡婦(やもめ)」のように古代社会で周辺に生きる人びとに関心を持つ。
訳書に『叫び声は神に届いた──旧約聖書の12人の祈り』(W. ブルッゲマン著、日本キリスト教団出版局、2014年)、共著『3.11以降の世界と聖書──言葉の回復をめぐって』(日本キリスト教団出版局、2016年)がある。
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