新聞記者・桐生悠々 忖度ニッポンを「嗤う」
抵抗のジャーナリストが鳴らす令和への警鐘!明治末から昭和初期にかけてファシズム批判を展開し、信濃毎日新聞主筆時代に書いた社説「関東防空大演習を嗤(わら)ふ」が陸軍の猛反発を招いたことで知られる石川県出身のジャーナリスト・桐生悠々の評伝。
本文中の俳優・中村敦夫氏発言「彼が警告していることは、まさに今ね、びしびしと現代社会に当てはまるようなことを言ってんですよ。
要するに、全然人類社会は進歩していないじゃないか。
桐生悠々は未来、未来と言っているけど、未来は今ですよ」。
本書を一読すると、悉くその先見性に驚かされる。
【著者】黒崎正己北陸朝日放送(HAB、本社・金沢市)報道担当部長。
50歳。
2018年に放送されたドキュメンタリー番組「言わねばならないこと 新聞人・桐生悠々の警鐘」の担当ディレクター。
同番組は、第1回「むのたけじ地域・民衆ジャーナリズム賞」大賞を受賞。
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