チームヒューマン
デジタル時代のテクノロジーは、どうして分断と抑圧に変わっていったのか。
お金は、交換の手段から搾取の手段にどうして変わっていったのか。
教育はどうして職業訓練の一部と成り下がっていったのか。
あらゆる技術、市場、制度は人間が作ったものであるのに、多くの場合、人間的とは逆の方向に進んでいきます。
デジタル思想家であり、NPR-Oneのポッドキャスト「チームヒューマン」のホストであるダグラス・ラシュコフは、この反人間性の仕組みを明らかにします。
そして、人間性を育む社会を作り直すように私たちに呼びかけます。
ラシュコフは100の警告を示し、人間を繋ぐために生み出された力が、どのようにして分断と抑圧に変わっていったかを示します。
お金は交換の手段から搾取の手段に変わりました。
教育は職業訓練の一部となりました。
デジタル時代のテクノロジーはこの傾向をさらに増幅し、私たちの社会の自主性に最大の危機をもたらしました。
仕事はロボットに任せ、関心ごとはアルゴリズムに操作され、民主主義はソーシャルメディアに侵食されています。
しかし、すべてが失われたわけではありません。
チーム・ヒューマンを結成して立ち向かい、手を取り合って社会的な絆を自分たち自身で作り直すときです。
『TEAM HUMAN』【著者】ダグラス・ラシュコフ1961年生まれ。
米国ニューヨーク州在住。
第1回の「公共的な知的活動における貢献に対するニール・ポストマン賞」を受賞。
『PROGRAM OR BE PROGRAMMED』(日本語版は『ネット社会を生きる10ヵ条』[ボイジャー])、『THROWING ROCKS AT THE GOOGLE BUS』、など多数執筆。
『NEXT GENERATION BANK 次世代銀行は世界をこう変える』で「デジタル分散主義」という論考が翻訳されている。
堺屋七左衛門大阪市生まれ、神戸市在住。
大阪大学大学院工学研究科電子工学専攻博士前期課程修了。
日本翻訳者協会(JAT)会員、HON.jp(日本独立作家同盟)正会員。
訳書に『ケヴィン・ケリー著作選集 1』(ポット出版、達人出版会)、『マニフェスト 本の未来』共訳(ボイジャー)、『ネット社会を生きる10ヵ条』(ボイジャー)など。
更新中です。しばらくお待ちください。