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わたしが人間であるために 障害者の公民権運動を闘った「私たち」の物語[電子改訂版]

「障害がなければよかったのに」と思ったことは、一度もない。
1964年の公民権法から取り残され、「二級市民」でもなかった米国の障害者たち。
そこに風穴を開けた「リハビリテーション法504条項」誕生の背景に、当事者たちの粘り強い運動があった。
リーダーとして政府機関に乗り込み、25日間占拠したジュディス・ヒューマン。
障害を理由に学校や就労から排除され、それでも「人間であるために」闘ったジュディが、今日もなお差別と闘い続ける「私たち」へ贈るライフストーリー。
【目次】ジュディより日本の読者のみなさまへジュディからのメッセージプロローグ第I部 一九五三年 ブルックリン・ニューヨーク第一章 蝶第二章 不服従第三章 闘うか闘わざるべきか第四章 飛び立つ恐怖第II部 一九七七年 バークレー・カリフォルニア第五章 とらわれて第六章 占領軍第七章 戦場の兵士第八章 ホワイトハウス第III部 一九八一年 バークレー・カリフォルニア第九章 応酬第十章 チンゴナ 第十一章 人間第十二章 わたしたちのストーリーあとがき解説(尾上浩二)訳者あとがき【著者】ジュディス・ヒューマン1947年生まれ。
障害者運動・自立生活運動の世界的リーダー。
1970年代から、多様な障害当事者団体(バークレー自立生活センター、米国障害者協会)、NGO、政府機関での活動を通じ、障害者の人権を前進させる法制度の発展に貢献した。
クリントン・オバマ両政権で障害分野の特別アドバイザーを歴任。
また、世界銀行初の「障害と開発」アドバイザーとして、国内外における障害者の権利擁護に尽力した。
米国・ワシントンD.C.在住。
クリステン・ジョイナー社会起業家・文筆家。
国際的な非営利セクターで多数の受賞歴を誇る。
排除・居場所・不平等・社会変革に関する記事を、「スタンフォード・ソーシャル・イノベーション・レビュー(Stanford Social Innovation Review)」など、様々な媒体で発表している。
ニュージーランド・オークランド在住。
曽田夏記1984年生まれ。
自立生活センターSTEPえどがわ職員、DPI(障害者インターナショナル)日本会議特別常任委員。
東京大学教養学部卒業(国際関係論専攻)。
大学在学中に障害者となり、2008年から国際協力機構(JICA)勤務。
その間、休職しフィリピン農村部の障害者団体で2年間活動したことが契機となり退職、日本の障害者運動に参画。
現在、地域での個別支援活動、全国での権利擁護運動等に従事。




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