「雑」の思想 世界の複雑さを愛するために
近代社会が喪った「雑」の魅力を語りあう雑談・雑音・雑学・雑種・雑用・複雑・煩雑・粗雑……現代社会が否定してきた「雑」の中に、多様性や民主主義の根っこがあり、市場主義や「生産性」に代わる価値観の手がかりがある。
’雑’なる対話から広がる魅力的な世界。
【目次】はじめに……辻 信一第1章 「弱さ」から「雑」へ第2章 「雑」なる民主主義・「雑」なるエコロジー第3章 座談で「雑」を広げる・深める(田中優子×山崎亮×高橋源一郎×辻信一)第4章 「雑」に向き合う宗教・「雑」を取り入れる経済第5章 「雑」の思想は深まり広まるおわりに……高橋源一郎【著者】高橋源一郎作家。
『優雅で感傷的な日本野球』で三島由紀夫賞、『日本文学盛衰史』で伊藤整文学賞、『さよならクリストファー・ロビン』で谷崎潤一郎賞を受賞。
辻信一文化人類学者、「ナマケモノ倶楽部」世話人、「100万人のキャンドルナイト」呼びかけ人代表。
『スロー・イズ・ビューティフル』(平凡社ライブラリー)ほか著書多数。
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