空手「組手」 戦術の極意55 最強道場が教える実戦のコツ
★ 世界選手権覇者が実践する、必勝の心得&テクニックを紹介!★ あらゆるシチュエーションで「勝つ」戦い方が身につく!★ 時間経過やタイプを分析し動き方を柔軟に考える!★ 打つべき打撃を状況で確実に見極める!★ 試合に直結する練習と調整のポイントを知る!◆◇◆ 監修者からのコメント ◆◇◆2020年の東京オリンピックでは、はじめて空手が正式採用されました。
これまで世界規模で行われる大会は存在していましたが、これまで以上に空手が世界に普及していくことは間違いありません。
本来、柔道、剣道と並び日本の武道として伝承されてきた空手道ですが、世界規模で行われる主要大会に目を向けてみると、武道からスポーツ、いわゆる『空手道』から競技としての『karate』にその姿を変えつつあると言えます。
その傾向は形と組手の両方で、顕著になっていると言えるでしょう。
本書では、荒賀道場での指導を元に、試合に勝つための戦術や考え方を中心に、試合で効果的な技の出し方などを解説しました。
しかし、仮に本書の想定と同じ場面があったとしても、相手や相手との相性などにより、ここで解説した戦術や考え方が必ずしも当てはまるとは言えません。
本書を参考に、自身の経験や瞬間の判断などを加えるなどして、さらに上を目指すための資料として活用してください。
また、本書はシニアを想定したルールに合わせていますが、組手では各カテゴリーによってルールの違いがあるため、それぞれのルールに照らし合わせて読み進めていただけたら幸いです。
本書の中でも再三触れていますが、組手の試合で活用するのは難しく、他の武道やスポーツよりもいっそう、体で覚えることが重要となります。
そのため、何度も繰り返し練習すること、普段の生活から空手を意識しておくことは、上達するために非常に大切なことです。
本書の読者の中から、一人でも多く世界の舞台で活躍する空手家が出てきてくれることを願ってやみません。
荒賀道場 荒賀正孝◆◇◆ 監修者プロフィール ◆◇◆荒賀正孝1988年に荒賀道場を開設し、長女・知子氏、長男・龍太郎氏を世界選手権の王者に、次男・慎太郎氏を学生選手権や国体の王者に育て上げた空手道場の名門、荒賀道場の代表指導者。
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