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部活で差がつく!勝つ弓道 上達のポイント50

★ 伝統校の名指導者が実践するレベルアップのコツがよくわかる!★ 基本の射法八節を完全マスター!★ 「皆中」を目指すテクニック!★ 実戦に活きる練習メニュー!★ 競技会で結果を出すチーム作り!◆◇◆ 監修者からのコメント ◆◇◆弓を通じて得た友人・教え子達は私の人生の宝です。
読者の皆様にも、同じようなめぐりあいが訪れることを心より願っています。
弓の歴史は後期旧石器時代(1?2万年前)とされ、人間が野獣状態をのりこえた最大の要因は火と弓の使用であったとされています。
日本でも各地で黒曜石の石鏃(石製のやじり)が多数出土しています。
このように武器として発明された弓は、やがて近代スポーツとして登場しました。
弓は物理的鍛錬と精神的修練の融合した、より高い人間形成を目指してはじめて上達するスポーツであり、的と自己との対決の中に中(あた)りとはずれがあります。
その背後には、射手の心が反映します。
的に向かい合うことは自分の心と向かい合うことであります。
武士は自分に克つ強靭な精神力、人格の陶冶の道を武道によって培ったのでした。
江戸時代、そういった意味で武芸十八般の中の筆頭に弓術があったのです。
こうした武道の心と明るく楽しい近代的なスポーツ性が融合しているのが現代の弓道ではないでしょうか。
そして、激しい運動ではないので性別を問わず、生涯スポーツとして最適なのです。
私は生徒が澄んだ目で、真剣に的を狙う姿が素晴らしいと思っています。
このような生徒が一人でも多く育つことは、今後の日本をよりよくすることにもつながると思っております。
礼に始まり、礼に終わる、そんな心が今や大切となっている現代ではないでしょうか。
クラブ活動はそんな意味でも大きな意義があると信じております。
本書が弓の上達はもとより、弓の楽しさを増す一助となればこれに勝る喜びはありません。
高柳憲昭※ 本書は2012年発行の「部活で大活躍できる!弓道 最強のポイント50」を元に加筆・修正を行った新版です。




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