高い表現力が身につく 木版画 上達のコツ50 新版
★ 現代技法を組み合わせたテクニックや、描く内容に合わせたインクの配合、緻密な色分けまでプロの技を伝授します。
◆◇◆ 監修者からのコメント ◆◇◆木版画は日本に根づく伝統技法から成り立ちます。
木に彫刻刀で凹凸を作り、色を乗せて図柄を転写するという木版画の技術は、絵師、彫り師、摺り師、版元により発展を続け、江戸時代には、「錦絵」が生まれました。
錦絵の登場により、木版画は一つの版から複製を作り出す技法として定着し、現代では作者のオリジナリティーを表現するアートとして親しまれています。
木版画の魅力は同じモチーフでも技法を変えれば、さまざまな表現が可能になることです。
本書は、木版画の道具紹介と使い方から始まり、基本技術で制作可能な「一色一版」、そこから色と版を増やした「多彩木版画」、ニスを使った彫らない木版画、さらにニス版を三角刀等で彫るという木版画による凹版技法に至るまで、幅広く解説しています。
また、道具の正しい手入れの仕方と保管方法を、解説したページも設けてあります。
現代技法などの技術を紹介していますので、これから木版画を始める人だけではなく、「もっと木版画の表現を広げてみたい」と考えている人にとっても役立つ書になることを願っています。
牧野 浩紀(まきの ひろき)※ 本書は2017年発行の「高い表現力が身につく 木版画 上達のコツ50」を元した新版です。
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