オペラのひみつ 見かた・楽しみかたがわかる本 総合芸術の魅力超入門
★ オペラの「知りたい! 」がこの一冊できちんとわかる! ★ 国別のオペラの特徴、表現豊かな歌声の魅力、迫力あるオーケストラの構成・配置。
★ 観劇するときの見どころをくまなく解説。
★ 『セビリアの理髪師』、『アイーダ』、『蝶々夫人』など…日常の恋物語から、劇的な結末を迎える悲恋まで、人間ドラマの名作を厳選して紹介。
◆◇◆ 著者からのコメント ◆◇◆「オペラって何?」と聞かれると、最もシンプルな答えは「歌いながら芝居する舞台」になります。
演劇ならセリフが飛び交いますが、オペラは基本的に歌声でやりとりし、オーケストラが伴奏します。
オペラのステージでは基本的に「生の声」と「生のオーケストラ」でドラマを作ります。
バレエの場面があるオペラでは、ダンサーが特別出演して華を添えます。
つまりは、「なんでも人力でこなしてしまおう」という420年前のやり方が、現代のオペラ公演でも基本的な考え方になっているのです。
オペラの主役歌手は、1回舞台に立つと2キロは痩せるといいます。
時代ものの物語が多く、重い衣裳を着たまま、平均2〜3時間のステージで一所懸命に歌うと、そこまで体力を消耗するわけです。
オペラの舞台は、大掛かりで華やかなもの。
演目によっては、合唱団や助演者も含めて、数百人が同時にステージに乗ることがあります。
目で見ても、耳で聴いても「この迫力を超えるものがあるか! 」と、思わせてくれる―― それが、舞台芸術オペラの一番の魅力です。
岸 純信
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