「人間は基本的には変わらないものだ」という伝統的な人間観に、人間は昔も今も、強く縛られている。<br />変わりたくてもなかなか変われないし、変わってしまってもそれを認めるわけにはいかない。<br />ここに人間の不自由さがあり、コミュニケーションの難しさがある――しかし、その伝統的な人間観は実際どれほどのものなのだろうか。<br />さまざまな「キャラクタ論」「キャラ論」を整理・紹介しつつ、実例も豊富に、コミュニケーションにおける人間の姿を「キャラ」を切り口に広く深く明確に論じる。<br />