高度経済成長期に急激な成長を遂げた企業は、「○○家の家業」から「社会の公器」へと変わっていく。<br />度重なる増資により、株式所有率が低下した創業者一族の立場は、非常に微妙なものになっていくのである。<br />そして、「巨大企業の社長」という椅子をめぐり、虚実の駆け引きが繰り広げられることになる。<br />世襲と脱同族の攻防を15の事例で描き出す。<br />