中国の知恵 ──孔子について
孔子の生きた時代(前551?‐前479)、世は戦乱にあけくれ、殺戮と陰謀にみちていた。
そのような状況下、孔子は、人間にとって重要なのは相互に愛情をもつことだとして「仁」の思想を唱え、政治はその実践であるとした『論語』を生みだす。
その後『論語』は儒教の教典として崇拝され、文学的香気にあふれた含蓄深い名句の数々は、人間讃歌、人類永遠の古典として、現代に至るまで多くの人々に読みつがれている。
本書は、表題作ほか、孔子と『論語』に関する初心者向けの論考六篇で構成。
中国文学最高権威の著者が、人間孔子の精神と『論語』の思想を明らかにした入門書の名著。
更新中です。しばらくお待ちください。