モテる構造 ──男と女の社会学
女は女らしく、男は男らしく──。
旧態依然とした価値観だが、どっこい今も生き残っている。
どうしてなのだろうか? 性別の「らしさ規範」(女らしさ・男らしさ)が社会から消えないのは、どういう相手を性愛の対象として好きになるかという、人間の「感情」に固く結びつけられているからだ。
しかも面倒なことに、性別規範は男女非対称にできている。
だから「できる女はモテる」ということにはならない。
本書では、社会的な性別機能の身も蓋もない現実を、透徹した視線で分析。
男女それぞれの生き難さのカラクリを解剖し、社会構造変化の中でそれがどう変わりうるのかを俯瞰する。
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