森田正馬、土居健郎、河合隼雄、木村敏、中井久夫。<br />明治以降100年にわたる「心の病」との格闘のなかで、彼らは日本の文化に合った精神医療、心の治療の領域を切り開いてきた。<br />日本人の心とはなにか。<br />その病をどう癒すのか。<br />臨床心理学・精神医学の広範な知見を活かしつつ、独自の人間理解から患者と向き合い続けた五人を取り上げ、その理論の本質と功績をわかりやすく解説する。<br />