大正の終わりに新潮社へ入社し、長きにわたり文藝編集者生活をおくった楢崎勤の一生を追うことで、戦前から戦後にかけての昭和文壇草創期の舞台裏を描き尽くした名著。<br />『文壇栄華物語』『文壇挽歌物語』以前の時代を描いた‘文壇三部作’の最後。<br />