「人間は何度も何度もこの世に生まれてくることはできない。<br />この大切な一生を、何の願も立てずに空しく過ごしてしまうということは、まことにもったいないことである」──「絶対のめでたさ」とは何か。<br />「自己に親しむ」とはどういうことか。<br />安直な自己肯定を戒めながらも、仏教を決して高尚なもの、多くの人の手の届かないところにあるものとはしない。<br />時代を超えた迫力の説法。<br />