私たちが暮らすこの社会は、そもそもどんなふうに生まれたのか。<br />社会の形成・維持に不可欠なルールが、現にこうして守られているのはなぜか。<br />政治秩序の正しさは、誰がどう判断すべきなのか。<br />社会契約論とは、そんな素朴な問いを根源まで掘り下げて考える試みである。<br />本書では、ホッブズ、ヒューム、ルソー、ロールズの議論を精密かつ大胆に読み解きながら、この近代の中心的思想に新たな息吹をふき込む。<br />今までにない視点から世界の成り立ちが一望できる、清冽な政治思想入門!