宋名臣言行録
北宋時代とは、士大夫層の形成とともに中国的官僚制が確立した時代である。
また、王安石の新法をめぐり、新旧両世代の対立と混乱に彩られた変革期でもあった。
朱子学の大成者・朱熹が編纂したという『宋名臣言行録』(『五朝名臣言行録』と『三朝名臣言行録』の総称)は、北宋百五十年における名臣たちの言動を集録したもので、唐代の『貞観政要』と並び立つ書である。
本編訳書では、明快な日本語訳と書き下し文に加え、八朝の天子の特色や登場人物の経歴、言行各条の背景を説明することで、北宋時代史としても通覧できる構成を取っている。
組織での身の処し方について、名臣たちはいかなる知恵をわれわれに伝えるのか。
不朽の古典がここに甦る。
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