「わかる」ことより、「わからない」ことを自覚していることの方が、はるかに重要である。<br />何事にもスピードが要求されてきたこれまでの社会では、すぐに正解を求める。<br />しかし世の中のことは、そう簡単に白黒つけられない。<br />それを無理につけようとすると、どうしても、ありきたりの決まった答えに収まりがちになる。<br />――<本書より>