京都の貴族日野家に生まれた親鸞は、生涯の師法然に出会い、他力の信仰へと導かれる。<br />妻帯者としての苦悩、息子との義絶などを通して、ただ法然の教えと生きる姿勢に忠実に信仰の道を貫いた宗教家親鸞。<br />生涯弟子をとらないと言っていた親鸞だが、東国では信徒集団ができる。<br />信徒集団が「人間としての親鸞」に強く惹かれ、救いを求め宗祖として厚く帰依していく。<br />浄土真宗はそうして生まれ、親鸞は日本人の精神の救いとなった。<br />