渋カジは、1967?1977年生まれのおよそ10年の世代が経験した大きな流行で、戦後のアメカジの流行のなかで最も規模の大きいものだった。<br />主な担い手は1971?74年生まれの団塊ジュニア世代(世代人口は800万人超)。<br />男女共通の流行としてまるで’学外の制服’のように、世代全体で楽しんだのである。<br />本書は、日本のファッション史の貴重な記録であり、この世代の青春時代の’回顧録’でもある。<br />