「息子がどのような最期を遂げたのか、教えてくれる人はいませんでした」――日本が初めて本格的に参加したPKO(国連平和維持活動)の地・カンボジアで一人の隊員が亡くなった。<br />だが、その死の真相は23年間封印され、遺族にも知らされていなかった。<br />文化庁芸術祭賞優秀賞など数々の賞を受賞したNHKスペシャル待望の書籍化。<br />隊員たちの日記と、50時間ものビデオ映像が明らかにした「国連平和維持活動の真実」。<br />