岩手県大槌町の小畑幸子さんは、2011年の東日本大震災で一人息子を失いました。<br />息子の捜索中のケガが原因で、夫も亡くなります。<br />幸子さん自身も、乳がんを患ったり、骨折をしたりと、たいへんなことばかりが続きます。<br />支えになったのは、心の中にあるものを、短歌という形にして表現すること。<br />そして、飼い犬、太刀(たち)の存在でした。<br />悲しい体験にもめげることなく、前を向いて暮らす幸子さんの姿に、勇気づけられます。<br />