類稀な審美眼、研ぎ澄まされた美意識は、どのようにして形成されたのか。<br />能に始まり、骨董、茶道、生け花、きものなど日本の古典文化への造詣を最高点まで追求していくさまは、人生に確たる物差しを持つことの大切さを示してくれる。<br />生き方の達人・白洲正子の生涯を通して、日本人が失ったものを問いかける。<br />