まず、自由についての思弁的、また社会学的な探究が進められる。<br />やがて、現代社会における自由の本質的な困難が明らかになる。<br />そこで、自由を自由たらしめている要因の原点まで遡ることで、〈自由〉が蘇生する可能性が示される。<br />なんと、他者の存在こそが〈自由〉の本来的な構成要因なのである。<br />つまり、〈自由〉とは、他者との共存、つまり〈公共性〉という問題へと展開されうるものなのである。<br />