「クラシック音楽」で読む日本の近現代100年。<br />山田耕筰、伊福部昭、黛敏郎、三善晃――。<br />怒濤の近現代を生きた音楽家の作品を辿りながら、この国の歩みに迫り、暴き、吠える。<br />鬼才の本気に刮目せよ! ある時は西洋列強に文明国と認められるため。<br />ある時は戦時中の国民を奮闘させるため。<br />きわめて政治的で社会的で実用的な面がある「音楽」。<br />政治思想史家にして音楽評論家である著者が、14の名曲から近現代史を解説する。<br />