一度は挫折し、方向転換した若者たち。<br />その大胆な選択が成功だったかどうかを、語ることはまだ出来ない。<br />何しろ彼らは、迷いや惑いの青春の真っただ中にいるのだから。<br />自らも不安や悩みの放浪の旅から、自己確立をしたという著者は、職業も種々な11人の若者たちと、夜を徹して語り合う。<br />鮮烈な人間ドキュメント。<br />……あらゆる失敗の可能性を見すえつつ、大胆に生きた人こそ、よく青春を生きたと、言うべきだろう。<br />