ある朝、脳外科医の著者は、頭痛を訴える7歳の少年の診断を依頼される。<br />それが、治癒困難な脳腫瘍に冒された少年と主治医の、1年に渡る闘いの始まりであった。<br />克明なカルテをもとに、少年の痛みとの健気な闘いを、両親、兄弟、担任教師、友だちなどの手記も織り混ぜて描く、異色の医学ノンフィクション。<br />心あたたまる人間ドラマ!