橋を架ける者たち――在日サッカー選手の群像
吹き荒れるヘイトスピーチ、嫌韓反中本の数々……。
後押しするかのように、行政もまた朝鮮学校へ相次ぐ差別的な措置を下している。
しかし、我々はそこに生きる、ひたむきに何かに打ち込む若者の物語に耳を傾けたことがあっただろうか。
強豪として知られる朝鮮高校蹴球部出身の安英学(アンヨンハ)、梁勇基(リャンヨンギ)、鄭大世(チョンテセ)……。
スーパープレーヤーたちの物語から、彼らを取り囲む日本社会の今が見えてくる。
サッカーで、差別は乗り越えられるのか。
マイノリティに光を当て、選手たちの足跡を描ききった魂のノンフィクション。
【目次】第一章 イマジン 安英学(アンヨンハ)の軌跡/第二章 「国境」を越える安英学/第三章 誠実なるファンタジスタ 梁勇基(リャンヨンギ)・疾走する人間ブルドーザー鄭大世(チョンテセ)/第四章 帰国運動を巡って刻んだ双曲線 キム・ミョンシクとリ・ドンギュウ/第五章 突破する詩人 理事長リ・ガンホン/第六章 レイシズムに抗う 李普鉉(リーボヒョン)/第七章 CONIFAワールドフットボール・カップ1/第八章 日本人オンリー/第九章 CONIFAワールドフットボール・カップ2/エピローグ
更新中です。しばらくお待ちください。