2006年夏、甲子園決勝再試合に日本中が沸いた。<br />早実VS駒大苫小牧。<br />しかも駒大は、北海道勢初の全国制覇を成し遂げて以降負け知らず、前人未到の三連覇に王手を掛けていた。<br />チームを率いるのは35歳の香田誉士史。<br />輝かしい実績とは裏腹に、何が彼を満身創痍に追い込み、表舞台から引き摺り下ろしたのか。<br />高校野球史上最も有名な監督を追った渾身作。<br />第39回講談社ノンフィクション賞受賞作。<br />