アンは、捨てられた赤ちゃんネコ。<br />熊本市動物愛護センターにひきとられ、「ミルクボランティア」さんの手で育てられました。<br />じつは、手のかかる赤ちゃんネコは、まっさきに「殺処分」の対象になりやすいもの。<br />でも、全国に先がけて「ネコの殺処分ゼロ」を実現させたセンターのおかげで助かったのです。<br />――そこには、たくさんの人たちの想いがありました。<br />これは、小さな「いのち」をめぐる物語。<br />