性暴力の記憶、毒親、貧困、セックスレス――それぞれの「限界」を抱えて、身体を売る女性たち。<br />過去の傷を薄めるため……。<br />「してくれる」相手が欲しい……。<br />そこには、お金だけではない何かを求める思いがある。<br />ノンフィクションライター・小野一光が聞いた、彼女たちの事情とは。<br />著者が20年以上にわたる風俗取材で出会った風俗嬢たちのライフヒストリーを通して、現代社会で女性たちが抱えている「生と性」の現実を浮き彫りにするノンフィクション。<br />