聖なるズー
犬や馬をパートナーとする動物性愛者「ズー」。
大型犬を「僕の妻だよ」と紹介する男性。
七匹のねずみと「群れ」となって生活する男性。
馬に恋する男性。
彼らはときに動物とセックスし、深い愛情を持って生活する。
過去に十年間にわたってパートナーから身体的、肉体的DVを受け続けた経験を持つ著者は、愛と性を捉えなおしたいという強い動機から、大学院で動物性愛を研究対象に選び、さらにズーたちと寝食をともにしながら、人間にとって愛とは何か、暴力とは何か考察を重ね、人間の深淵に迫る。
性にタブーはあるのか? 第17回開高健ノンフィクション賞受賞作。
更新中です。しばらくお待ちください。