哲学で抵抗する
哲学する心を誘う、異色の入門書!哲学は一部の知的エリートに独占されている高邁な営みでも、心の悩みを解決してくれるものでもない。
では哲学とは何か。
それは「概念を云々することで世界の認識を更新する知的な抵抗である」。
本書では、漁民の反抗、奴隷戦争、先住民の闘争、啓蒙主義、反戦、公民権運動など、いずれも明瞭な抵抗のイメージをともなうものを「哲学」の例として挙げる。
あらゆる哲学は「抵抗」だ。
何を見ても哲学が見える、哲学に見える――。
世界のちょっと変わった見えかたや哲学する心を誘う、異色の入門書。
【主な内容】・哲学のイメージを前にひるまない・すべてが哲学に見えてくる経験・哲学は悩みでも悩みの解決でもない・概念は矛盾がないとはかぎらない・抵抗にいいも悪いもない・抵抗は成否によっては計られない・蜂起は無駄なのか?・感情移入の重要性 など
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