なぞなぞ童話・エッセイ集 心優しき人への贈物
この作品は、子供のための「入門編」と「初級編」、大人のための「中級編」、「文学編」で構成されています。
入門編は、易しい言葉を使って、低学年の小学生にもわかるような内容にしてあります。
初級編は、高学年の小学生のための頭の体操や学習を兼ねた内容になっています。
大人のための「中級編」には、私が日々感じることをエッセイ風に書き綴ったものも含まれています。
最後の「文学編」だけは、英文学専門の私の勝手なイマジネーションを膨らませて三編だけ作ってみました。
野口雨情物語は、富士山を眺めに日本平に行ったときに目にした子供の銅像の印象から、小泉八雲物語は、西洋化することによって、失われつつある「日本の心」を描いた八雲、彼のその描写が現代にも当てはまることから書きました。
また、シェイクスピアは最も長く親しんだ作家なので、敬意を表して最後に配しました。
既存の「なぞなぞ集」の中で私が目にしたものは、「問い」と「答え」という形で「だじゃれ集」のようなものでした。
私の作品もこの「だじゃれ集」の域を脱していない感は拭いきれませんが、なんとか、ただの質疑応答ではないものにしようと、それを発展させた形で、なぞなぞを物語やエッセイの中に取り込んで作品を作り上げてみました。
エッセイのほうは、筆者である私を「ムロウ氏」にして、勝手気ままなことを書かせていただいております。
『お気に召すまま』というシェイクスピアの作品がありますが、この内容が「お気に召さない」場合は、ご容赦ください。
最後に、だじゃれや軽口は人と人との人間関係の潤滑油であり、シェイクスピアの作品にこの「なぞなぞ的」要素がふんだんに取り入れられていて、これによって、「世界で最も優れた作家(の一人)」という評価を得ています。
『なぞなぞ童話・エッセイ集』(心優しき人への贈物)が、未来ある子供たちや良識ある人びとに一服の清涼剤となることを願っております。
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