生化学でわかる体と健康
近年、空前の健康ブームで出版物は多数にわたり、テレビや週刊誌でも健康に関する話題が多数取り上げられている。
病気に関する話題は臨床の専門家による解説が主であり、健康維持に関しては栄養学の専門家の解釈がよく取り上げられている。
しかしながら、よく聞いてみると、専門家と称する人の言っていることはばらばらである。
酒、コーヒー、日光、コレステレロールなど、健康によいと言われたり、悪いと言われたりする。
私は長年生化学一筋で研究を続けてきた生化学者である。
医師ではない。
生化学の立場で理解しようとすると、他の専門家の人達とはまた別の理解が可能になる。
「生化学」とは生命活動を最も小さなレベル(分子、原子レベル)で理解する学問である。
DNA鑑定に代表されるような分子生物学や遺伝子工学も生化学に含まれる。
DNA鑑定で個人が特定されれば、それが間違っている確率は4兆7千億分の一と言われ、その結果が絶対の真実であると理解できる。
それは分子レベルで理論的に説明できるからである。
いわゆる「科学的証拠」であり、状況証拠ではない。
そこで本書では、この生化学を基本に病気や健康、そして日常生活の不思議について再考してみたいと思う。
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