社会保障の保守主義 増補改訂版
予備知識のない人にも、社会保障の基礎から一億総活躍社会や地域包括ケアや過労自殺までひととおり理解できるように解説した入門書です。
日本の特徴としては「保守主義」、「日本型福祉社会」、「世代間扶養」などに焦点を当てています。
社会保障給付の概要、各種の方法、成立・変遷、福祉国家レジーム、第三の道、中道政権、相対的貧困率など基礎的概念と欧米の動向など総論のあと、日本の社会保障を説明します。
まず、日本の社会保障の精神的経済的インフラを説明し、つづいて戦後の福祉国家路線、保守政権の福祉社会構想などを紹介し、年金・医療・介護ほかの社会保険、生活安定の社会福祉、生活保護制度を紹介しています。
そして、日本が西欧から取り入れた「自立と社会連帯」「社会的包摂」「救済と自立の関連」などの概念、また、日本の「専業主婦の年金権」などを考察しています。
さらに、第12章で、最低賃金と労災保険と過労自殺の解説を加えます。
そして最後に、社会保障制度にみられる保守主義的な要素を取り出してみました。
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