シリーズ 流線図で解く謡曲のリズム 高砂
古典の言葉や文化を知り、日本の言語文化への理解を深めることが大切であると叫ばれて来ています。
謡曲を学ぶ上でも、只管に口伝の習慣に頼りきって、理屈なしで音曲を聞いて学ぶしかない。
そこに、学ぶ人と育てる人の整合性が伴わないままに、何時までも続いている。
筋道を理解して、伝える力を育てる基本の課程を習得してこそ、芸道の奥義に勤しむ核体を形成することが出来るのです。
正解のない問題について、自分で考え、答えを造り出す。
誰も答えを出してくれないから自分で考える。
読む。
考える。
伝える。
ことを身に付けよう。
謡曲の論理とは、音曲の規則、言語のルールを知ることにあります。
論理力とは、主張の筋道を読み解き、自分の考えを整合して伝える力です。
観音菩薩は人々の悩みを救うに、音を観じて御手を施される如くに、文字列の表現で音曲の交信が可能になる時代が間近くなっているように思えます。
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