エンプロイアビリティー -人生100年時代の雇用に値する力の身に付け方-
2016年にロンドンビジネススクールのリンダ・グラットン教授が「ライフシフト100年時代の人生戦略」を著わして以降、多くの人が改めて自分の人生について思いを馳せたこととでしょう。
特に「働く」ということについては、これまで以上に真剣に考えざるを得ない時代になりました。
本書では私の30年以上に亘る内外資系企業人事での経験並びに10年近くに及ぶ海外駐在経験を通じて得た知見を披露し、(主に企業人として)自分が従事したい業務に職を得、継続して雇用され続けるために必要な考え方、行動を著わしました。
同時にMBAの理論と宗教家としての情意という二律背反しそうな事柄についても取り上げ、今後のビジネス界で働く人々に備えておいて欲しい姿勢についても言及しています。
第一章では、世界の動きから大きく逸脱している日本企業と企業人への警鐘を鳴らしています。
第二章は、1000人以上を採用してきた、また自身でも転職経験9回という私が経験値として知っている「採用面接合格法」を披露しています。
第三章は本書の核となる部分です。
つまり、企業が「この人は、継続して当社で是非働いてほしい」と思うような人物になるための勉強方法、考え方、行動を示しました。
そして第四章では、付加価値の高い仕事をすることは自分を助けるだけではなく世の中に貢献することでもある、と説いています。
人間の生きがいは他者の役に立つこと、他者から「ありがとう」と言われることだろうと思います。
自分の力を高めることにより自分の人生と生活を豊かにし、同時に他者からも感謝される人生はどれ程素敵なことでしょうか。
まずは自分自身の現在の立ち位置を明らかにし、ゴールをしっかり設定する(カラーで描けるくらいに極めて強く想う)。
そして両者の差をはっきりさせることができたら、あとは一歩ずつ前進あるのみです。
諦めなければ、日々ゴールは近づいてきます。
本書は諦めない人への応援歌でもあります。
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