ふだんは意識しないけれど、誰もが自分だけの体のルールをもっている。<br />階段の下り方、痛みとのつきあい方…。<br />「その人らしさ」は、どのようにして生まれるのか。<br />経験と記憶は私たちをどう変えていくのだろう。<br />視覚障害、吃音、麻痺や幻肢痛、認知症などをもつ11人のエピソードを手がかりに、体にやどる重層的な時間と豊かな可能性について考察する、ユニークな身体論。<br />