東北のちいさな出版社から、日本全国の‘被災地’へ―東日本大震災の大混乱のなか、社員わずかふたりの仙台の出版社・荒蝦夷が決意したのは、地元の‘声’を編み、全国へ、そして未来へ発信しつづけることだった。<br />「明日の被災者」へむけた、2011年3月から現在へとつづく苦闘の日々の記録。<br />「文庫版エピローグ 2020年」を加えた決定版。<br />