首都高に散った世界チャンプ 大場政夫
21歳で世界フライ級王者に就いた大場政夫。
彼は極貧の少年時代を送りながら、ハングリー精神の牙を研ぎ続けた。
プロボクサーとなった彼は、拳ひとつで大金を得ようと強気な闘いを挑んでいく。
倒されたら倒せ、それが彼のスタイルだった。
5度目の防衛戦、チオノイ戦では1回にダウンを奪われ右足を捻挫したものの、13回逆転KOを果たす。
これぞ大場、の一戦だった。
しかしその直後、彼は首都高速での事故で突然逝った。
23歳だった。
日本ボクシング史上、最も悲惨で劇的な試合と言われるチャチャイ・チオノイ戦をはじめ、その栄光と疾駆の生涯を、渾身の筆致で描き尽くす。
スポーツ・ノンフィクションの名作がついに電子で復刊!●織田淳太郎(おだ・じゅんたろう)1957年、北海道生まれ。
ノンフィクション作家。
著書に『死が贈りものになるとき 亡きわが子から届けられた「生きる意味」の言霊』、『狂気の右ストレート大場政夫の孤独と栄光』、『巨人軍に葬られた男たち』、『敗者復活戦』、『メンタル・コーチング』、『コーチ論』、『ラストゴングは打ち鳴らされた』、『医者にウツは治せない』など多数。
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