夢の断片、悪夢の破片
過去二十年間に執筆した書評・エッセイ・評論の中からピックアップ、全面的に手を入れて再構成したものです。
一書とするにあたっては、いささか偏ってはいますがブックガイドとしても使えるように最低限の配慮をしました。
本文は国内文学・海外文学・その他の三部構成になっています。
それなりに流れを考えて配列してありますけれども、もちろんどこから読んでいただいてもかまいません。
(「あとがき」より) 泉鏡花、江戸川乱歩、久生十蘭、内田百?、朝山蜻一、中井英夫、ラヴクラフト、R・E・ハワード、ロバート・エイクマン、I・カルヴィーノ、M・シュオブetc.……90以上の作品とその作者について、倉阪鬼一郎は何を感じ、何を考えたか? 怪奇小説家の読書遍歴がわかる作品集。
●倉阪鬼一郎(くらさか・きいちろう)1960年、三重県伊賀市生まれ。
早稲田大学第一文学部文芸専修卒。
同大学院文学研究科日本文学専攻博士課程前期中退。
在学中に幻想文学会に参加、1987年に短篇集『地底の鰐、天上の蛇』でデビュー。
印刷会社、校閲プロダクション勤務を経て、1998年より専業作家。
第3回世界バカミス☆アワード(2010年)、第4回攝津幸彦記念賞優秀賞(2018年)。
ホラー、ミステリー、幻想小説、近年は時代小説を多数発表、オリジナル著書数は170冊を超える。
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