コロナ世代/人類の未来派
中国の武漢から発生し、世界を震撼させた新型コロナウイルス。
社会・経済活動が制限され、人と接触せず、自由に移動することもできない。
ぼくらの日常生活はどうなってしまうのか。
これまでの文明は、未知のウイルスとどのように共生してきたのだろうか。
中国は、監視・管理体制でコロナ封じの成果を上げ、いち早く経済活動を復興させる道筋を開き、ウィズコロナ時代を先取りしたかに見える。
国家独裁によるデジタル監視社会……コロナの入口は中国、そして出口も中国なのか。
一方で、’アメリカファースト(アメリカ第一主義)’を掲げ、経済ナショナリズムを突き進むトランプ米大統領。
アメリカ文明と中華文明の衝突は、何をもたらすのか。
ビフォーコロナからアフターコロナへ……人間社会のつくり方を根本から見直し、これからの人類が生き残る道を探る一冊。
はじめに 〜コロナと共に、人生を運命を探すことに〜序章 コロナの入口/コロナの出口 〈歴史から学び、未来を見つめる〉第一章 歴史をやれ/旅をしろ 〈過ぎ去ろうとしない過去への旅立ち〉第二章 コロナ文革/武漢アラート 〈誰が、コロナウイルスを持ち込んだのか〉第三章 ブラックスワン/ドラゴンキング 〈誰も、コロナ・パンデミックを予測できなかった〉第四章 都市の未来派/TOKYOリボーン 〈100年先まで東京に住み続けたい=創造的復興〉第五章 ウィズコロナ/中国人であるという生き方 〈行き過ぎたモノは、必ず戻る〉第六章 コロナ文明病/処女地のウイルス 〈文明の前に森がある。
文明の後に砂漠が残る〉第七章 デジタル・シルクロード/宇宙インフラ’5G革命’ 〈ぼくらは、米中コロナ戦争の戦前・戦中を生きている〉第八章 米中コロナ戦争/シンギュラリティ 〈AIが人間を超える日〉第九章 コロナ抗体/日本人であるという生き方 〈虚往帰実――往きは虚しくとも実ちて還る〉終章 コロナ復興/過去と未来の衝突 〈コロナ世代=次世代へ持続可能な開発目標SDGs〉結び 〜2020コロナ世代「歴史は動いた」〜●森田靖郎(もりた・やすろう)作家。
1945年、兵庫県出身。
文革中に、中国・チベット地区を訪れ、辺境地に下放された都市青年との交流から中国への興味を抱く。
その後、シルクロードやロングマーチ(長征)など中国各地への旅を繰り返す。
改革開放、天安門事件、香港返還などを常に現場から発信し、中国をフレームにして日本への同時代メッセージを送り続けるルポで定評がある。
ノンフィクションを底辺にさらに再構築した小説執筆にも精力的で、ノンフィクションでは表現出来ない中国の暗部を赤裸々に描き出している。
『上海セピアモダン』(朝日新聞社)、『中国「犯罪源流を往く」』(講談社)、『悪夢』(光文社)、『地経学で読む爆走中国』(原書房)、『引き裂かれた街〜池袋チャイナタウン・プロジェクト〜』(ナショナル出版)など著書多数。
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