冷戦時代、壁で分断されたベルリンにあった2つの動物園では、東西の威信をかけて競争が激化していた。<br />ゾウや珍しい動物の数を競い合い、シュタージ(東の秘密警察)がお金を集めてメガネグマを買ったかと思えば、西のシュミットはパンダを入れるために画策する…。<br />動物園はレジャー施設で、体制の象徴だった。<br />いままで知られていなかった冷戦の歴史に迫るノンフィクション。<br />