甲子園進化論 女子の力で変わる未来の甲子園
高校野球は長い歴史と伝統を持ち、常に高い人気を得てきました。
2015年には開催から100年を迎え、現在でもその人気は衰えを見せません。
そんな中、2016年夏、ある高校の女子マネージャーが甲子園練習でグラウンドに立ち入ったことにストップがかけられ、世間では「男女差別」などの批判の声が上がりました。
これを受けすぐに規定が改定され、女子の練習補助が認められることになりましたが、高校野球の女子に関する問題がすべて解決されたわけではありません。
その一方で、近年は女子野球も盛んになってきており、女子硬式野球部を設立する高校も増えています。
そこで本書では日本女子プロ野球機構スーパーバイザーであり「元祖・甲子園のヒーロー」太田幸司氏が、女子野球と高校野球の今後に期待を込め、これからの甲子園大会の未来像を語ります。
<出版社からのコメント>2017年現在、日本女子プロ野球リーグ発足から8年が経ち、今では全国高等学校女子硬式野球の選抜大会や選手権大会も開催されるようになり、女子の野球人口は年々増えています。
例えば、男子の鳥取大会の出場参加校数は25校で一番少ない数ですが、トーナメント戦としては十分な盛り上がりをみせています。
一方、数年前までは5校しかなかった女子の選手権大会の参加校数は、今や26校にのぼります。
つまり、女子もトーナメント戦を行うには十分な大会規模になっているのです。
著者である太田幸司氏は、日本女子プロ野球機構スーパーバイザーとして女子野球の運営・広報活動を行っています。
さまざまに支援を続ける中で、女子選手がこれからの野球界発展に欠かせない存在であると考えています。
国民的スポーツ「野球」、国民的イベント「甲子園」の未来の姿を少しでも多くの方が考えるきっかけになればと、本書の制作がスタートしました。
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