Koide Blue
311後、ショックで1年あまりの間、絵が描けなくなった筆者。
時を同じくして、小出裕章氏の存在を知る。
原子力の専門家として半世紀近くもの長きにわたり反原発を貫いてこられた小出氏に尊敬の念を抱くとともに、「生きる意味」についてこれほどまでに真摯に、ストイックに向き合っている人がいるのかと、筆者は衝撃を受ける。
それ以降、毎月のように京都大学原子炉実験所へ通い、小出氏をモデルにデッサンを重ね、氏が退官される直前の2015年2月まで、造形への客観性をより深めていった。
肖像画をはじめ、氏の発言、さらには氏と筆者との会話も収録。
小出氏の崇高な思念と、画家の思索がじっくりと堪能できる、他に類を見ない魂の画集。
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