背徳か、それとも美の飽くなき追求か。<br />しじまに消え入りそうな恋情から、闇を切り裂く激しい歓喜まで、めくるめく愛の季節と風景を精緻に紡いだ、とめどなく耽美な歌の数々。<br />独り過ごす夜によみがえる、荒ぶる思いが鎮まる愛の歌集。<br />