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デタラメ受験戦争

学校も保護者も民間教育も、子どもたちが社会で生きていく力を育てるという教育の本質を見失ってしまっています。
そこをなおざりにしたまま、ただ受験の勝利だけを目指すような「デタラメ受験戦争」ともいえる状況が蔓延しています。
(「はじめに」より抜粋)------------------------------------------------------------------子どもの教育について悩みを抱える親は多いことと思います。
むしろ、まったく悩みがない人のほうが少数派のはずです。
変化が速く先行きの見えないグローバル社会を生き抜くために、しっかりとした学力をつけさせたい、そのために少しでもいい高校・大学に進学させたい――。
教育に唯一絶対の「正解」はありません。
時代が変われば、それとともに必要な教育も変わっていきます。
昔であれば、教科書的な学力を定着させて受験に成功させればそれでよかったのかもしれません。
しかしこれからの時代はそれだけでは不十分です。
刻々と変化する社会をたくましく生き抜いていける学力とは何か。
そしてその学力を育てる教育とはいったいどういうものか。
学習塾を経営し自ら教壇に立って指導をする著者は、現在の受験本位の教育は本当の意味で子どものためになっていないことや、さまざまな「デタラメ」が横行していることに警鐘を鳴らします。
現代に求められる教育の本質について考察し、知育と徳育を兼ね備えた真に必要とされる教育のあり方を提言する一冊です。




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